SCN-SG各位
11/24に開催されました「SCN-OC 2022 Web」では、たくさんのご参加をいただきました。
ご多忙の中、ご参加ごいただきましたことを心よりお礼申し上げます。
SCN-OC2022の当日の講演資料をご講演者のご了解のもとに一式掲載致します。
今後ともご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
<安全コンセプト記法研究会(SCN-SG事務局)>
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当日講演資料の保管場所は本ページ”カンファレンスプログラム”の下にございます。
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<カンファレンス タイトル>
「安全安心 三規格時代到来! SCDLはマルチロールに進化できるのか!?」
■主 催: ガイオ・テクノロジー(株)
■協 賛: 安全コンセプト記法研究会(SCN-SG)
■開催日: 2022年11月24日(木)13:00~16:15
■開催形式:オンライン開催予定(ウェビナーツールによるコンテンツ配信)
■募集人数:150名(想定)
■参加費用:無料
2018年の機能安全規格ISO 26262第二版、2021年のサイバーセキュリティ規格 ISO/SAE 21434に続き、本年の意図機能安全(SOTIF)規格 ISO 21448発行により、 自動車制御システム分野における安全関連三規格が正式に出そろいました。
ISO 26262の最重要ワークプロダクトである安全コンセプトに焦点を当てて、システム 仕様記述言語SCDLの創出に取り組んできた当研究会として、この一連の動向は、SCDLに さらなる進化を促す環境変化とみなそうという議論が始まりました。
今回のカンファレンスは、様々な視点のアーキテクチャ分析法や各種安全機構の論じ方、 安全論証分野での活用法など、期待されるSCDL発展の方向性を議論する場になります。
【お申し込み方法】
本カンファレンスは、事前申し込み制 となっております。
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【カンファレンス プログラム】
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■13:00 - 13:05
開催挨拶/ウェビナーツール操作方法説明、ご案内等
■13:05 - 13:15
【オープニングトーク】
DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
機能安全部
プリンシパル・テクニカル・エキスパート
山下 修平 様
プロフィール:
1983年自動車会社に入社、30年にわたり車載電子制御システムの開発に従事した。この間2005年より自動車技術会機能安全分科会長に就任し、ISO 26262策定活動に参画、国内の関連活動を主導した。
2013年より欧州系認証会社でテクニカルダイレクタを務め、国内外における当該規格の各種サポートに従事した。2014年4月より現職。
機能安全の取り組みは20年以上の実績。
安全コンセプト記法研究会(SCN-SG)スポークス パーソン。
■13:15 - 13:45
【講演タイトル】<招待講演①>
自動運転車の安全性評価 ~シナリオベースの論証体系と国際標準化について~
アブストラクト:
自動運転車に対応した新たな安全性評価手法の策定が求められ、そのためには諸外国と協調した国際標準化を進める必要がある。
自動走行ビジネス検討会では、安全性評価を協調領域の一課題と定め、これまでSAKURAプロジェクトという形で産官学連携に基づいて日本の安全性評価手法を検討し、国際標準策定に関する議論をリードするとともに国際基準へも貢献してきた。
2022年度は、自専道で確立中の安全性評価手法を一般道に拡張するとともに、交通外乱・認識外乱・車両外乱を想定したシナリオを生成できるシナリオデータベースの開発を目指しており、本講演では取組みの現状について紹介する。
講演者:
一般財団法人 日本自動車研究所(JARI)
自動走行研究部 自動走行評価研究グループ
グループ長
北島 創 様
講演者プロフィール:
筑波大学大学院リスク工学研究科博士課程修了。
2005年一般財団法人日本自動車研究所入所、2022年4月より現職。
専門は、人間工学、認知心理学、Safety-iiほか。
研究テーマは、映像記録型ドライブレコーダデータに基づくヒューマンエラー解析、自動運転システムの安全評価手法開発、マルチエージェント交通流シミュレーション開発などに従事。
自動運転評価拠点(Jtown)の完成による第69回自動車技術会技術開発賞(2019年)などを受賞。
■13:45 - 14:15
【講演タイトル】<招待講演②>
ASAMの自動運転に関する標準化活動紹介
アブストラクト:
国際標準化団体であるASAMでは、OpenXと呼ばれるADAS/自動運転に関係する標準化プロジェクトを推進し、その成果として規定された標準規格であるOpenSCENARIOやOpenDRIVEなどのシミュレーションおよびテストにおける活用も進んでいる。
本講演では、これらの標準規格がADAS/自動運転のシミュレーションおよびテストのどの領域に活用されているかを紹介する。
また、ASAMのOpenX以外の標準がADAS/自動運転の領域においてどの様に活用されていくのかを紹介する。
講演者:
ASAM Japan合同会社
Association for Standardization of Automation
and Measuring ASAM Japan代表
庄井 美章 様
■14:15 - 14:25 休憩
■14:25 - 14:55
次世代SCDL①:SOTIF
【講演タイトル】
AI/ML & SOTIF & FuSa – 正しい関係の理解 –
アブストラクト:
自動運転システムの開発には、機械学習システムの適用が不可欠である。では、その機械学習システムの安全性はどのように保証できるのであろうか。その保証方法は、機能安全や SOTIF とどのように関連するのであろうか。
本講演では、機械学習システムの安全保証に関する様々な方法論の紹介、それらと機能安全と SOTIF との関連を理解するための考え方と解決すべき課題について述べる。
講演者:
UL Japan
New Mobility , kVA by UL
田口 研治 様
講演者プロフィール:
車載システムのサイバーセキュリティ、安全とセキュリティのプロセス統合などに従事。近年は、AI/MLの安全性やセキュリティの規格、ガイドライン策定(例:QA4AI や ISO PAS 8800)に従事。
■14:55 - 15:25
次世代SCDL②:サイバーセキュリティ
【講演タイトル】
セキュリティSWGの取り組み
アブストラクト:
SCDLセキュリティSWGでは、SCDLのセキュリティ対応について議論している。
本発表では、セキュリティSWGの現状と今後の展望について議論する。
講演者:
名古屋大学大学院 情報学研究科
附属組込みシステム研究センター
特任准教授
倉地 亮 様
講演者プロフィール:
現所属にて、リアルタイムスケジューリング、サイバーセキュリティなどの研究に携わる。
現在、自動車技術会サイバーセキュリティ講座企画委員会委員長、教育会議委員等を務める。
■15:25 - 15:55
次世代SCDL③:SCDL-SA
【講演タイトル】
モデルベース安全分析(MBSA)とSCDL-SA
アブストラクト:
車載組込みシステムの巨大化、複雑化に伴い、システム開発の効率化策として MBSE(Model-Based Systems Engineering)導入の必要性が広く認識されている。 近年ではさらに、安全分析にもモデリング技術を導入して品質と生産性の向上を 図るMBSA(Model-Based Safety Analysis/Assessment)の研究、技術開発が進めら れている。
SCN-SGではこのような安全モデリング技術への期待の広がりを受け、これまで のSCDLに加え、安全分析、安全論証などの機能安全開発に係る成果物全体の準形 式的な扱いを目指し、SCDL-SA(Safety Analysis/Assessments/Arguments)の検討 を2022年4月に開始した。
本講演では、MBSAの技術動向、MBSAとSCDL-SAの関係、 及びSCDL-SAの検討の方向性について述べる。
講演者:
ガイオ・テクノロジー株式会社
サービス&ツール事業本部 開発2部 AWPグループ
田中 伸明 様
講演者プロフィール:
機能安全のモデリング技術の技術開発、エンジニアリングサービス、技術支援に従事。近年はMBSAの技術調査、技術開発を担当し、DECSoS 2020(Safecomp併設 ワークショップ)でも講演。
プロセスアセスメント規格群JIS原案作成委員会委員として
ISO 33000シリーズのJIS規格原案作成に参画(2016年~2022年)。
■15:55 - 16:10
SCDL①-③のまとめ
【講演タイトル】
次世代SCDLへのアップデートについて
アブストラクト:
SCDLは新たなステージへと進化をはじめました。
SCDLのアップデート計画と将来の見通しをお伝えします。
講演者プロフィール:
安全安心をテーマに、社内・社外における標準化や安全文化の普及活動に取り組むエンジニア。
ASAM SCDLの国際標準仕様(2021年初版)の策定活動に参画、国際プロジェクトのリーダーとして標準化を主導。
■16:10 -
【クロージング】
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【SCN-OC2022 資料】
※順次公開の是非を確認しておりますので、今しばらくお待ちください
※公開可能な資料は青文字にて表示しております。
■1.オープニングトーク
1-SCN-OC2022_Opening_DNV-Yamashita.pdf
■2.<招待講演①>自動運転車の安全性評価 ~シナリオベースの論証体系と国際標準化について~
2-自動運転車の安全性評価_Jari-kitajima.pdf
■3.<招待講演②>ASAMの自動運転に関する標準化活動紹介
3-ASAMの自動運転に関する標準化活動紹介_ASAM-Shoi.pdf
■4.次世代SCDL①:SOTIF AI/ML & SOTIF & FuSa – 正しい関係の理解 – ※非公開
■5.次世代SCDL②:サイバーセキュリティ セキュリティSWGの取り組み
5-セキュリティSWGの取り組み_Nagoya_Univ-kurachi.pdf
■6.次世代SCDL③:SCDL-SA モデルベース安全分析(MBSA)とSCDL-SA
6-モデルベース安全分析(MBSA)とSCDL-SA_Gaio-Tanaka.pdf
■7.SCDL①-③のまとめ 次世代SCDLへのアップデートについて
7-次世代SCDLへのアップデートについて_Marelli-Sasaki.pdf
以上
<SCN-SG事務局>
掲載日:2022/12/05